看護師として現場で活躍していきたいという気持ちが強い人ほど、日々、仕事に費やしていこうと考えがちです。帰宅後や休みの日もしっかりと勉強してスキルアップを行い、将来のキャリアアップを目指して準備を進めていこうと考えます。
周到な人の場合には働き始める前から綿密に考えたキャリアプランができている場合もありますが、その障害になりうる何かが現場で起こってしまう可能性も想定しておく必要があります。そのための対策として最も重要なのが自分なりの気分転換方法を考えておくことです。看護師として働いていると、その重圧から気が滅入ってしまう状況に立たされるのは決して珍しくありません。病気を持っている患者の対応をしている限りはその容態を常に間近に見ていなければならず、どうしようもない病状になってしまうのを必死に励まさなければならない状況もあるでしょう。
ターミナルケアに携わるケースもあり、慣れないうちは患者が亡くなる度にいたたまれない気持ちになり、仕事が手につかなくなってしまう看護師もいます。もちろん、仕事中に些細なミスをして落ち込んでしまうときもあります。そういった場合に、すぐに実践できる自分なりの気分転換方法を作っておくことが仕事を続けていく上で欠かせないのかもしれません。キャリアアップを図るためには、現場での経験をいかに多く積むかという視点はとても重要です。だからこそ、気分が滅入ってしまったのが原因で仕事に手がつかなくならないよう、気分転換を素早くできるようにすることが大切なのです。